パラオ その1

maabo2005-08-22

今年の"ちー様"と夏の恒例旅行は「パラオ」だった。 8月16日成田発、日本航空チャーター便でパラオへ直行。 飛行時間は4時間程で短く快適な空の旅だった。 現地の入国審査は南の島特有の、のんびり審査で時間がかかる。 パラオと日本の時差は無いので現地時間も夜中。 まっすぐホテルに向かった。 宿泊は「パレイシアホテル」台湾人がオーナーで宿泊客も台湾人の団体が多く、少しうるさい感じ。 でも「PPR」に次ぐランクのホテルなので綺麗だし設備も従業員も感じが良い。 到着後は明日のために直ぐに就寝した。 

翌朝は9時半に現地ショップ「クルーズコントロール」のスタッフが迎えに来てくれた。 パラオではダイビングする際に15$出して「パーミット」を買わなければならない、日本で言う入漁料みたいなものだろうか、ブイの維持や自然保護のために使われるらしい。 

ダイブする際は常に携帯しなければならない。持っていないと罰金$100を取られる。(15日間有効)
まずはチェックダイブも兼ねて「ゲロンインサイド」から。 なんといきなり「グレイリーフシャーク」*1の登場、パラオって凄い! 
続いて2本目は「ゲロンアウトサイド」へ。 「ホワイトチップシャーク」*2、「グレイリーフシャーク」、「シルバーチップシャーク」*3と鮫鮫鮫の大行進(汗)。
 
「巨大シャコ貝」「タイマイ」「ヨコシマサワラの群れ」「オオメカマス」「ギンガメアジ」と続々出現。
  
3本目はショップの目と鼻の先にある水中鍾乳洞の「シャンデリアケーブ」 天井から垂れる何本もの鍾乳石からシャンデリアと名づけられた。 水中1mの横穴から入るとそこは光の届かない真っ暗な神秘的洞窟で全部で4つのドームが30m続く。 水中ライトは必携で閉所恐怖症には辛いかも。
その日の夜は「ドラゴン亭」でお食事。 「ナポレオン」の刺身としゃぶしゃぶを頂く。 刺身は白身に柔らかい魚ってイメージ、しゃぶしゃぶはなかなかいける。 残りをおじやにして食べた。 
 
翌日は早朝ダイブの予約をしてあるので早めに就寝。
早朝4時起きで準備して、5時にホテルロビーでピックアップ、まだ夜も明けてない。 今日は我々を入れて5人のゲストが早朝ダイブに参加。 ボートで憧れの「ブルーコーナー」へ出港、しばらくすると夜が明けてきた。
 
まるで湖の様に穏やかな水面を走るのは我々だけのボート。 鯨島が見えてくるとセッティングを開始する。 「ブルーコーナー」へ到着すると水中はかなりの流れが有る模様。 念入りのブリーフィングをして「いざ!ブルーコーナーへ!」 今日は「下げ側」で潜るのだが、「10」が一番上なら、うち「8」流れていると言う。 時間は6時46分、ワクワクしてエントリーする。 潜行してすぐに「ローニンアジ」が視界に入る。 ロープから離れ、沖へ向かって漕ぎながらドリフト。 「クマザサハナムロ」「ユメウメイロ」が我々を迎えてくれる。 「ウメイロモドキ」の黄色が鮮やかで綺麗。 ドリフトしていると目の前に「グレイリーフシャーク」「ホワイトチップシャーク」、左手の棚に大型の「タイマイ」。 着地して棚待ちに入る。 目の前を各種の鮫が悠然と泳ぐのだが、こちらは凄い流れでマスクが飛びそうだ。 魚も回転しながら流されていくような流れ。 再び内側へ向かってドリフト開始、「ブラックフィンバラクーダ」の群れ「オオメカマス」「イトヒキアジ」を見ながら最後の〆は「ギンガメアジ」の群れ。 「凄ぇぇえ!これがブルーコーナーなのね!」 感激しながらエクジット。 
2本目も「ブルーコーナー」、さっきより流れは収まる。 2本目はさっきより魚影が濃い。 水面で「アオウミガメ」が太陽に重なりシルエットになる。
 
幻想的に時は流れていく・・・突然「ローニンアジ」が「インドオキアジ」を追いかけだし、補食する。 自然界の弱肉強食がそこには有った。 これも早朝に潜るからこそ、見られるのだろう。 「モンガラカワハギ」が卵を護っているので近づかないように注意する。 横を見ると「ヨコシマサワラ」と「ホシカイワリ」の群れが居る。 「ブラックフィンバラクーダ」の群れは先程の1本目より大きくなっている。 写真を撮ると「タイマイ」と「グレイリーフシャーク」が一つの構図に収まってしまう、と言う凄さ!(笑)
 
エクジットしても我々の他にボートはいない。 片づけが終わって船を出す時になって、やっと2番手のショップが到着した(笑)
っで、「ブルーコーナー」は、もうマジお腹一杯ってことで、次のポイントは「ニュードロップオフ」。 「ナポレオン」を狙うようだ。 まだ時間は朝の9時。 エントリー直後から「ナポちゃん」が近づいてくる。 「かわいぃぃぃ!」 "ちー様"も余程気に入ったらしく、はしゃいでいるのがわかる。 画像じゃ解りづらいが、「ナポちゃん」は凄ぇぇぇえ、デカイのだ!!マジ」
 
他に「グレイリーフシャーク」「ホワイトチップシャーク」「オオメカマス大群」「マダラタルミ」「タイマイ」「フレームエンジェルフィッシュ」等、「カスミチョチョウウオ」やその他多数は書くと終わらないので省略(笑) パラオではガイドが魚を紹介するのに大変らしい、一つの魚をボードで紹介しているうちに次の魚が次々と来るので、めんどくさいときはタンクを叩いて指示棒で指すだけ(笑)、そのぐらい魚影が濃い。 エクジットして昼食をボート上で頂く。 休憩の間シュノーケルをすると「ローニンアジ」「ナポレオン」「シルバーチップシャーク」「小判鮫」が見える。 シュノーケルでもガンガン大物級が見えてしまうのがパラオだ。
4本目は「ジャーマンチャンネル」へエントリー。 「マンタ」を狙うが遭遇できず、「ツカエイ」「オレンジアネモネフィッシュ」「ジョーフィッシュ」「ネジリンボウ」「ブラックフィンバラクーダ」「ギンガメアジ」「マダラタルミ」「グレートバラクーダ」「チンアナゴ」、その他多数などを見てエクジットした。
 
ディナーはガイドの"田中さん"に教えて貰った、オープンテラスの店「パームベイビストロ」で食事。 この店のオーナーはパラオのビール「レッドルースター」を販売している会社と同じ人。 
 
味も旨いし、値段も手頃、ボリューム満点、潮風に吹かれながらボサノバをBGMに、"ちー様"は「ピニャコラーダ」、俺様は「マイタイ」でグラスを傾ける。 その後はお約束のマッサージに行き、値切り倒して(笑)1時間リラックス。 明日も早朝ダイブなので早めに就寝した。
パラオ その2に続く・・・

*1:オグロメジロザメ

*2:ネムリブカ

*3:ツマジロ